予防策

心筋梗塞は突然起きるというイメージがあります。
心筋梗塞の発作自体が急激に経過する、というのは確かなことです。
しかし、心筋梗塞を起こすような状態になるには、長い時間と背景が隠されています。
つまり、心筋梗塞を起こすまでにそれを食い止め、改善できるチャンスと時間が多くあったということです。
ですが将来的に心筋梗塞を起こす可能性があるといっても、明確な自覚症状があるわけではありません。
つまり、自分自身で気づくことが難しいのです。
そのために、健康診断や人間ドッグ、病院への受診が必要となります。
日ごろから定期的に自分自身の健康状態を把握し、そこで異常があれば精密検査をすることが必要です。また、日常生活で変調を感じたら、早めに医療機関へ受診することが重要です。

心筋梗塞とは、心臓の筋肉に血液を供給している血管が詰まることで起こります。
つまり、血管の病気と言えます。
心臓の血管である冠動脈に限らず、全身のあらゆる血管が詰まる原因となるのが、動脈硬化です。
動脈硬化とは、高血圧や高コレステロール血症などが原因となり、血管の内腔が厚く硬くなる状態をいいます。
自分の血管がどのような状態であるかは、血圧や血液検査による推察に加えて、頸動脈エコーで検査することができます。
頸動脈は人間の身体の中で非常に浅いところにある太い血管であり、エコーで見やすく身体への負担が少ない安全性の高い有益な検査です。
人間ドッグでのオプション検査などで行えるほか、内科や循環器科など医療機関でも広く行われています。